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サルコペニア肥満とは?体重では気づけない危険性とセルフチェック・対策を医師が解説

体重やBMIは標準の範囲なのに、筋肉が減って体脂肪が増えている――それが「サルコペニア肥満」です。見た目や体重計の数字では気づきにくい一方で、放置すると転倒や要介護、生活習慣病のリスクが、単なる肥満よりも高まりうると指摘されています。

この記事では、次の3点を医療機関などの情報をもとに整理してお伝えします。

  1. サルコペニア肥満とは何か、なぜ危険なのか
  2. 自宅でできるセルフチェックの考え方、たんぱく質と運動を組み合わせた対策
  3. 増えてきた場合の受診の目安

サルコペニア肥満とは|筋肉量の減少と体脂肪の過多が併存した状態

サルコペニア肥満とは、「サルコペニア(筋肉量・筋力の低下)」と「肥満(体脂肪の過剰な蓄積)」が同時に起きている状態を指します。片方だけでも健康への影響がありますが、両者が重なると互いの悪影響が足し合わさる点が、単独の状態との大きな違いです。ここでまず押さえておきたいのは、「太っている=筋肉も多い」とは限らない、ということです。脂肪と筋肉はまったく別の組織であり、脂肪が多くても筋肉が少ないという状態は十分に起こりえます。

サルコペニアとは、加齢などによって全身の骨格筋(体を動かす筋肉)の量が減り、筋力や歩く力などの身体機能が低下した状態のことです。一方の肥満は、体脂肪が過剰にたまった状態で、BMI(体格指数)やウエスト周囲長(おへその高さの腹囲)などで評価されます。この2つが重なったものがサルコペニア肥満です。

注意したいのは、体重や見た目が標準的でも当てはまる場合があることです。筋肉が減った分だけ脂肪が増えると、体重はあまり変わらないため、「隠れ肥満」と呼ばれることもあります。体重が普通だからと安心できるとは限らない、という点がこの状態の分かりにくさです。

サルコペニア・肥満・サルコペニア肥満の違い

項目サルコペニア単独肥満単独サルコペニア肥満
筋肉量低下保たれていることが多い低下
体脂肪標準〜低め過剰過剰
気づきやすさやせて見えるため比較的気づかれやすい体重や見た目で気づきやすい体重やBMIが標準だと気づきにくい
主なリスク筋力低下・転倒・フレイル生活習慣病両者のリスクが重なる(転倒・要介護と生活習慣病)

サルコペニアと肥満の違い・関係を整理する

改めて3つの状態を整理すると、違いが見えやすくなります。サルコペニア単独は、筋肉量が低下し、体脂肪はむしろ標準から低めで、やせて見えることが多い状態です。肥満単独は、筋肉量は比較的保たれる一方で体脂肪が過剰になり、体重や見た目で気づきやすい状態です。そしてサルコペニア肥満は、筋肉量の低下と体脂肪の過多が同時に起きているため、体重やBMIが標準だと最も気づかれにくいという特徴があります。

「隠れ肥満」という言葉は、体重は正常でも体脂肪が多い状態を指して使われることがあり、サルコペニア肥満と重なる部分があります。ただし隠れ肥満は必ずしも筋肉量の低下を前提としないため、筋肉の減少まで含めて捉えるサルコペニア肥満とは、意味の範囲が少しずれる言葉だと理解しておくとよいでしょう。

なぜ気づきにくい?体重・BMIだけでは見抜けない理由

サルコペニア肥満が見抜きにくい最大の理由は、体重やBMIが「脂肪」と「筋肉」を区別しないからです。体重計に乗って表示される数字も、身長と体重から計算するBMIも、体の中身が筋肉なのか脂肪なのかまでは教えてくれません。そのため、筋肉が減って脂肪に置き換わっても、体重やBMIの数値はあまり変わらず、変化に気づけないことがあります。

同じ体重・同じBMIの人でも、体組成(筋肉と脂肪の割合)はまったく異なることがあります。たとえば、しっかり運動している人と、あまり動かず筋肉が落ちた人とでは、体重が同じでも中身は大きく違います。標準体型ややせ型に見える人であっても、筋肉が少なく脂肪が多いケースは珍しくありません。

だからこそ、体重計の数字だけを見て安心しないことが大切です。より正確に把握したい場合は、体組成計や医療機関での測定によって、骨格筋量や体脂肪率といった「体の中身」を見える化する方法があります。生活習慣病や肥満の診療の現場でも、体重は標準でも筋肉量が少ない方は多く、数字そのものより「中身(体組成)」に目を向ける視点が重視されています。特定の機器を使うことが目的ではなく、体重だけで判断しない姿勢を持つことが第一歩になります。

サルコペニア肥満が招く「悪循環」と健康リスク

サルコペニア肥満で特に理解しておきたいのは、筋肉の減少と脂肪の増加が互いを悪化させ合う「悪循環」に陥りやすい点です。放置すると、この循環がゆっくりと進み、単独の肥満やサルコペニアよりも大きなリスクにつながりうると考えられています。仕組みを知っておくと、なぜ早めの対策が大切なのかが腑に落ちやすくなります。

悪循環の流れは、次のように説明できます。筋肉が減ると、体が消費するエネルギー(基礎代謝)が減り、脂肪が増えやすくなります。脂肪が増えて体が重くなると、動くのがおっくうになり身体活動が減ります。活動量が減れば、筋肉はさらに使われずに落ちていきます。こうして「筋肉が減る→脂肪が増える→活動量が減る→さらに筋肉が減る」という輪が回り続けてしまうのです。

さらに、過剰な脂肪組織は慢性的な炎症や、インスリン(血糖を下げるホルモン)が効きにくくなる状態(インスリン抵抗性)に関わることが知られており、これが筋肉にも悪い影響を及ぼしうるという指摘があります。ただし、こうしたメカニズムには個人差があり、誰にでも同じように当てはまると断定できるものではありません。大切なのは、悪循環は「断ち切れる」ものでもある、ということです。

サルコペニア肥満が招く「悪循環」と健康リスク

転倒・骨折、要介護につながるリスク

サルコペニア肥満で筋力や歩く力が低下すると、転倒や骨折のリスクが高まり、それが要介護や寝たきりにつながりうると指摘されています。筋肉は体を支え、とっさの動きでバランスを取る役割を担っているため、その低下は日常の安全に直結します。日本サルコペニア・フレイル学会の診療ガイドラインでも、サルコペニアは身体機能の低下や転倒などの有害な結果と関連する状態として整理されています [1]。

こうした状態は、心身が弱ってきた段階を指す「フレイル(虚弱)」とも深く関わります。フレイルは、健康な状態と要介護状態の中間にあたる時期とされ、適切に対応すれば元の状態に戻せる可能性がある一方、放置すると要介護へ進みやすくなると考えられています。サルコペニア肥満は、このフレイルの背景の一つになりうる点で注意が必要です。

糖尿病・高血圧など生活習慣病との関わり

体脂肪の過多は、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病のリスクに関わることが知られています。サルコペニア肥満では肥満の要素があるため、これらのリスクを併せ持ちやすいと考えられます。加えて、筋肉には血液中の糖を取り込んで利用するはたらきがあり、筋肉量が減るとこのはたらきが弱まって、血糖の管理に影響しうるという見方があります。

糖尿病や生活習慣病の診療の観点からも、筋肉を保つことは、体を動かすためだけでなく、糖や脂質の代謝という面でも意味を持つと考えられています。体重を減らすことばかりに注目するのではなく、筋肉を守りながら体脂肪を適正に近づけるという発想が、サルコペニア肥満では重要になります。

サルコペニア肥満の原因|加齢・運動不足・低栄養・ホルモン変化

サルコペニア肥満は、単一の原因で起こるものではなく、加齢・運動不足・低栄養・ホルモンの変化などが重なって生じると考えられています。どれか一つだけを気にするのではなく、複数の要因が絡み合っていることを知っておくと、生活の見直しどころが見えてきます。主な要因を整理します。

・加齢:年齢を重ねると、筋肉量は自然に減少しやすくなります。加齢を主な背景とするものは一次性サルコペニアと呼ばれます。

・運動不足:体を動かす機会が減ると、筋肉の減少と脂肪の増加の両方が進みやすくなります。

・低栄養・偏った食事:たんぱく質が不足したり、エネルギーの質が偏ったりすると、筋肉の材料が足りなくなります。

・ホルモンの変化:加齢に伴うホルモンの変化が、体の組成(筋肉と脂肪の割合)に影響しうると考えられています。ただし影響の程度には個人差があります。

ここで見落とされやすいのが、「太っているのに低栄養」という一見矛盾した状態です。食べる量は足りていても、栄養の質が偏り、筋肉に必要なたんぱく質などが不足していると、脂肪はあっても筋肉は痩せていく、ということが起こりえます。カロリーの総量だけでなく、何をどうとるかという「質」に目を向けることが、内分泌・代謝の観点からも大切だと考えられています。

自宅でできるセルフチェックの考え方

自宅でのセルフチェックは、握力・歩く速さ・ふくらはぎの太さなどを手がかりに、筋肉の状態をおおまかに推し量る方法です。ただし、これらはあくまで気づきのための目安であり、確定的な診断ではないという点を、最初にはっきりさせておく必要があります。気になる結果が出ても慌てず、生活の見直しや、必要に応じた受診の検討につなげることが目的です。

代表的な方法の一つが「指輪っかテスト」です。両手の親指と人差し指で輪をつくり、利き足でないほうのふくらはぎの最も太い部分を、力を入れずに囲んでみます。ちょうど囲める、あるいは隙間ができる場合は、筋肉量が少なくなっている可能性が指摘されています。囲めずにはみ出す場合よりも、注意が必要と考える目安になります。

このほか、握力が弱くなってきた、歩くのが遅くなった、横断歩道を青信号のうちに渡りきれないことがある、椅子から手をつかずに立ち上がりにくい、といった変化も、筋力や身体機能の低下を示す手がかりになります。また、肥満の側の手がかりとしては、体重やBMIだけでなくウエスト周囲長にも目を向けると、体脂肪の状態を把握しやすくなります。

サルコペニア肥満 チェックリスト

・指輪っかテストで隙間ができる

・最近つまずいたり転びやすくなった

・歩く速さが遅くなった

・青信号で横断歩道を渡りきれないことがある

・階段で手すりが必要になった

・椅子から手をつかずに立ち上がりにくい

・ペットボトルのふたが開けにくいなど握力の低下を感じる

※あくまでスクリーニングの目安であり確定診断ではありません。

大切なのは、これらのチェックがあくまでスクリーニング(ふるい分け)であり、診断は医療機関での評価が必要だということです。当てはまる項目が多いからといって過度に不安になったり、逆に少ないからと油断したりせず、気づきのきっかけとして活用してください。

セルフチェックで気になったときの考え方

当てはまる項目があっても、まずは慌てないことが大切です。多くの場合、日々の運動や食事を見直すことが、そのまま対策の第一歩になります。生活を整えたうえで、変化が気になる、あるいは持病があるといった場合には、医療機関への相談を検討するとよいでしょう。

骨格筋量や体組成の正確な評価、そして診断基準への当てはめは、医療機関で行うことができます。セルフチェックはあくまで入り口として捉え、正確な判断は専門的な評価に委ねる、という順序で考えると安心です。

サルコペニア肥満の対策|運動とたんぱく質を組み合わせる

サルコペニア肥満の対策として、研究では、運動(特に筋肉に負荷をかけるレジスタンス運動)と、十分なたんぱく質を中心とした栄養を「組み合わせる」取り組みが、どちらか一方だけよりも役立つと報告されています。日本スポーツ栄養協会が紹介するアンブレラレビュー(複数のレビュー研究をまとめた報告)でも、栄養と運動を併用する介入の有用性が整理されています [2]。運動と食事はどちらも欠かせず、両輪で進めることがポイントです。

以下では、レジスタンス運動と、たんぱく質を中心とした食事に分けて、考え方を整理します。いずれも無理のない範囲で継続することが前提であり、持病がある方は始める前に医師に相談してください。

1. レジスタンス運動(筋肉に負荷をかける運動)

レジスタンス運動とは、筋肉に抵抗(負荷)をかけて行う運動のことで、筋肉を保ち・育てるのに役立つとされています。特別な器具がなくても、自分の体重を使って自宅で取り組める運動があります。有酸素運動(ウォーキングなど)と組み合わせると、脂肪への対策と筋肉への対策を両立しやすくなります。

大切なのは、いきなり強い負荷をかけるのではなく、無理のない回数から始めて少しずつ続けることです。痛みや息切れが強いときは中止し、体調に合わせて調整してください。膝や腰に不安がある方、心臓や血圧などの持病がある方は、運動の種類や強さについて、あらかじめ医師に相談すると安心です。

1. レジスタンス運動(筋肉に負荷をかける運動)

2. たんぱく質を中心としたバランスのよい食事

筋肉の材料となるたんぱく質は、肉・魚・大豆製品・卵・乳製品などから、毎食にわけてしっかりとることがすすめられます。加えて、筋肉や骨の健康に関わるビタミンDなどの栄養にも目を向けると、バランスが整いやすくなります。特定の食品だけに偏らず、いろいろな食材から栄養をとることが基本です。

ここで気をつけたいのは、「肥満があるから食べない」という単純な食事制限は、かえって筋肉を減らしてしまう恐れがあるという点です。極端にエネルギーを減らすと、体は不足分を補うために筋肉を分解してしまうことがあります。肥満治療の観点でも、やみくもに量を減らすのではなく、たんぱく質などの必要な栄養を確保しながら、全体の質を整えるという発想が重要です。減量と筋肉の維持を両立させるには、単なる食事制限とは異なる工夫が求められます。

受診の目安|気になるときは何科に相談すればよい?

セルフチェックで気になる項目がある、健康診断で数値の指摘を受けた、生活習慣病がある、体重や体組成が気になる――こうした場合は、内科・肥満外来・内分泌内科などへの相談が一つの選択肢になります。何科にかかればよいか迷うときは、まずかかりつけの内科に相談し、必要に応じて専門的な診療につないでもらう流れも安心です。

相談の際は、健康診断の結果(血糖・脂質・血圧など)があれば持参すると、体の状態を総合的に評価してもらいやすくなります。自己判断で極端な食事制限や過度な運動を始める前に、専門的な評価を受けておくことには意味があります。

体重という一つの数字だけでなく、体組成や代謝の状態まで含めて総合的に診ることで、その人に合った対策が見えてきます。効果や改善を保証できるものではありませんが、気になる段階で相談しておくことは、悪循環を早めに断ち切るうえで役立つ選択と言えるでしょう。

よくある質問(FAQ)

サルコペニア肥満について、よく寄せられる質問に簡潔にお答えします。いずれも一般的な目安であり、個別の判断は医療機関にご相談ください。

Q. サルコペニア肥満は何歳から気をつければよいですか?

加齢の影響が大きい状態ですが、40歳代から起こりうるとの指摘もあります。若いうちから、運動不足や偏った食事に気をつけ、筋肉を保つ習慣を持っておくことが予防につながると考えられています。年齢にかかわらず、早めの意識づけが大切です。

Q. サルコペニア肥満は改善できますか?

運動と栄養を継続的に組み合わせる取り組みが役立つと報告されています。ただし、効果には個人差があり、必ず改善すると保証できるものではありません。気になる場合は自己判断だけで進めず、医療機関で体の状態を評価してもらうことをおすすめします。

Q. 1日にどれくらいたんぱく質を摂ればよいですか?

一般的な目安はありますが、適切な量は年齢・体格・活動量・腎機能などによって異なります。特に腎臓などに持病がある方は、たんぱく質のとり方に注意が必要な場合があるため、医師や管理栄養士に相談して、自分に合った量を確認してください。

Q. 自宅での運動(レジスタンス運動)は毎日行うべきですか?

必ずしも毎日行う必要はありません。一般的に、筋肉に負荷をかける運動のあとは筋肉が回復する時間も大切とされ、週に数回、無理のない範囲で継続することが目安になります。痛みや強い疲れがあるときは休み、体調に合わせて調整してください。持病がある場合は、頻度や強さを医師に相談すると安心です。

まとめ|体重だけで判断せず、筋肉と脂肪の両面から見直そう

サルコペニア肥満は、体重やBMIだけでは気づきにくい一方で、放置すると転倒・要介護・生活習慣病のリスクに関わりうる状態です。大切なのは、筋肉の減少と脂肪の増加が互いを悪化させる悪循環を断ち切ることです。そのために役立つのが、「筋肉を保つ運動」と「たんぱく質を中心としたバランスのよい食事」を組み合わせる取り組みです。

セルフチェックはあくまで気づきのための目安であり、確定診断ではありません。気になる項目があれば、内科や肥満外来などで相談してみてください。体重という一つの数字にとらわれず、筋肉と脂肪の両面から自分の体を見直すこと――その小さな一歩が、これからの健康を守る力になります。

参考文献

一般社団法人 日本サルコペニア・フレイル学会「サルコペニア診療ガイドライン2017年版のCQとステートメント」

一般社団法人 日本スポーツ栄養協会(SNDJ)「サルコペニア肥満への栄養・運動介入のエビデンス アンブレラレビューの報告」

糖尿病ネットワーク「『サルコペニア肥満』には食事と運動で対策 筋肉の低下を予防」

公益財団法人 山口内分泌疾患研究振興財団「サルコペニア肥満の臨床と最近の知見(岡山大学学術研究院医歯薬学域 江口陽一)2022年7月」

監修者情報

緑地公園いまだ内科・糖尿病甲状腺クリニック 院長 今田 侑 TASUKU IMADA

緑地公園いまだ内科・糖尿病甲状腺クリニック 院長

今田 侑
TASUKU IMADA

専門分野

  • 糖尿病・高血圧症・脂質異常症などの生活習慣病
  • 内分泌疾患(甲状腺・副腎・下垂体・性線)
  • 肥満治療
  • 総合内科診療
  • 救急疾患

経歴

  • 甲陽学院高等学校 卒業
  • 大阪大学医学部医学科 卒業
  • 関西労災病院 初期研修
  • 関西労災病院 糖尿病内科・救急救命科
  • 大阪大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌・代謝内科
  • 大阪大学大学院医学系研究科 内分泌代謝内科学 博士課程修了
  • 関西労災病院 内科医長
  • いまだ内科クリニック開院

所属学会・資格等

  • 医学博士(大阪大学)
  • 日本内科学会 総合内科専門医・内科指導医
  • 日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
  • 日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医・指導医
  • 日本肥満学会